The Daily Drucker  ドラッカー365の金言(徳忍の学習帳)

<5月2日「ネットワーク社会の到来」> 〜8月28日〜

<100年前から、あらゆる先進国が従業員社会へと向かってきた。
ところが今日、アメリカを先頭にして、働く者と組織との関係において、また組織と組織との関係に於いて、急速にネットワーク社会に向かいつつある。>

<今日、成人のほとんどが組織のために働いている。
 しかし彼らは、ますますそれらの組織の従業員ではなくなっている。契約社員であり、パートであり、臨時社員である。>

ここでアメリカの小売り業の雇用形態と日本のそれとの違いを理解しておく必要がありそうです。
アメリカの大手チェーン企業では、店長まで時間給換算で所得が決まっています。
それを週給として支払われる社員と月給として支払われる社員がいるのです。週給社員は週次で実働時間が変化する社員です。
月給社員(店長+アルファ)は、勤務時間固定契約でそれ以上働いても時間給は増えません。“オウン・タイム”サービス残業です。
もちろん、店長+アルファでは、店舗利益の何%のいうインセンティブが出ます。
上記の“パート”とは、どういう契約の者が不明です。

したがって、この項の話しは、本部、本社と考えてください。

先進社会は、急速にネットワーク社会に向かいつつあります。
このことは、組織と組織、働く者と組織との関係は変わりつつあると言うことを意味します。

今日、成人のほとんどが組織のために働いています。しかし彼らは、ますますその組織の従業員ではなくなっています。

そこに今、外部企業から一部の専門家(職)がアウトソーシング(外部委託)されて入ってきています。一部門まるまる外部委託もめずらしくありません。

この時点になって(自らの仕事を奪られてしまう可能性(恐怖)を感じて、従業員は自らの仕事(配置)に責任を考えるようになるのです。
〔わたしの仕事は何か、期待される成果は何か、わたしの強みは何か〕を考えます。

つまり、自らと自らの仕事をマーケティングしなければならない時代<ネットワーク社会>の真っただ中にわたしたちにます。

この項は『未来経の決断』からの引用です。ちなみに同書は、1995年に出版されたものです。

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