The Daily Drucker  ドラッカー365の金言(徳忍の学習帳)

<6月16日〔年金基金社会主義の陥穽〕>
〜10月13日〜
※ 陥穽・・・落とし穴

ポスト資本主義が模索されます。当然のことながら起業家の革新的行動に期待するところが大きいです。
しかし、

《資本主義における意思決定権が、起業家から受託者の手に移った。》のです。

<資本市場における意思決定権が、起業家すなわち未来に投資するものの手から、受託者すなわち慎重の原則に従い過去の実績に投資する者の手に移った。
そのため、これから成長すべき新しい事業が餓死する危険が生じている。
しかもその危険は、新技術や新事業が最も必要とされる今日に生じている。>

すでに存在している古いものに投資することと、新しいベンチャーに投資することでは、必要とされる原則と方法がまったく異なります。
既存のものに対する投資は、リスクの最小化を試みます。
すでに確立されたトレンドと市場、実証済みの技術とマネジメント能力に向けられます。
これに対し、起業家的な未来への投資は、10のうち7つは失敗し、なにかしらの損失のものに精算されることを前提にします。

10の事業のうち、いずれが失敗し、いずれが成功するかを知る方法はありません。

<起業家の能力とは、投資案件を選別する能力のことではない。それは、実りないことが明らかになったものを捨て、はじめは悪く見えても、やがて成果をあげるものを推進していく能力のことである。>

この項は、『見えざる革命』〜1976年〜からの引用です。

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