近未来を占う(模索する)  【学び】の覚え書き⑴  〜キーワード、概念定義、提言ほか〜

<2014年10月26日(日)>

□〔創造的福祉社会〕〜「成長」後の社会構造と人間・地域・価値〜 広井良典

「限りない経済成長」を追求する時代を終焉を迎えた。私たちは、人類史上三度目の「定常期」に直面している。
飽和した市場経済のもと、われわれの社会は「平等と持続可能性と効率性」の関係をいかに再定義すべきか。
「拡大・成長」のベクトルにとらわれたグローバル化の果てに、都市や地域社会のありようはどう変化するのか。
そして、こうした「危機の時代」に追求される新たな価値原理とは、いかなるものか。再生の時代に実現されるべき社会像を、政策と理念とを有機的に結びつけて構想する。・・・・

□〔定常化社会〕〜新しい「豊かさ」の構想〜 広井良典

経済不況に加え、将来不安から閉塞感をぬぐなない日本社会。理念と政策全般のわたる全体的構想の手がかりは何か。
進行する少子高齢化のなかで、社会保証改革はどうあるべきか。資源・環境制約を見据えて、持続可能な福祉社会のあり方は。
「成長」にかわる価値の追求から展望される可能性を提示する。・・・

□〔コミュニティ〕を問い直す〜つながり・都市・日本社会の未来〜 広井良典

「国を挙げての経済成長」という目標が、かってのように絶対的な輝きをもって意識されるような時代が終わった中で、「ニッポンというコミュニティ」を形成する求心力はもはや希薄なものとなっている。
この点は同時に「個人の社会的孤立」という状況につながることてなる。・・・・
戦後の日本社会で人々は、会社と家族という「共同体」を築き、生活の基盤としてきた。だが、そうした「関係性」のあり方を可能とした経済成長の時代が終わるとともに、個人の社会的孤立は深刻化している。
「個人」がしっかりと独立しつつ、いかにして新しいコミュニティを創造するか。
この問いの探求こそが、我が国の未来そして地球社会の今後を展望するうえでの中心的課題である。
都市、グローバル化、社会保障、地域再生、ケア、科学、公共政策などの多様な観点から、新たな「つながり」の形を掘り下げる。・・・

□「ケア」を問いなおす〜<深層の時間>と高齢化社会〜 広井良典

「ケア」ということの意味を正面から考え明らかにしていくことは、医療や福祉、心理や教育といった、もっとも「ケア」ということに深くかかわる分野に従事する人々にとって、日々の行為の持つ意味をもう一度発見し、その日常に新たな力を吹き込むよりどころとなる。
「高齢者ケア」、「ターミナルケア」、「心のケア」など、ケアという言葉を耳にしない日はない。
しかし、そもそもケアとは人間にとっていかなる意味をもつものだろうか。
「ケアする動物としての人間」という視点から出発し、高齢化社会におけるケアをめぐる具体的問題を論じ、ケアのもつ深い意味へと接近していく。・・・・・

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