The Daily Drucker  ドラッカー365の金言(徳忍の学習帳)

<6月29日〔NPOへの反感〕>  〜10月27日〜

今日の日本では、現在のあるいはこれからの社会問題に関して、NPO組織が取り組むことは常識化しています。
20年前のドラッカーの指摘(問題提起)です。
  
《官僚機構は、政府が失敗した分野における、NPOの成功を認めようとしない。》

<いかなる組織が社会の問題に取り組むべきかという問いに対する答えは、政府でもなければ企業でもない。
社会セクターのNPOである。
政府は、社会問題については無能であることが明らかになった。
巨額の予算で失敗を重ねている。
対するNPOは、はるかに小額の資金で成果をあげている。

ところが政府は、税制の力によってNPOへの後押しをするどころか、寄付を不利にし、減少させる措置を打ち出す。
そして、税の抜け道を塞ぐためと説明する。
だが、本当の動機は、NPOに対する官僚機構の反感である。
それは、かって社会主義国で見られた市場と企業に対する反感に似ている。NPOの成功は権力を蝕み、官僚のイデオロギーを否定する。

さらに悪いことには、官僚機構は、政府が失敗した分野におけるNPOの成功を認めようとしない。

だからこそわれわれは、NPOを社会の課題に挑むための最前線として位置づける政策を必要としている。>

日本は、このようなアメリカの問題状況を“反面教師”をして進められるから有利は筈ですが・・・・。

この項は、『未来への決断』〜1995年〜からの引用です。

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