The Daily Drucker  ドラッカー365の金言(徳忍の学習帳)

<7月3日〔経営環境と使命と卓越性〕> 〜10月31日、11月1日〜

前回の続きです。一介の(取るに足らない)“安売り店”のあったマークス・アンド・スペンサーがどのように社会変革の担い手にすべく一歩を踏み出したのか。
三人の義理の兄弟たちが<大志を抱き、遂に実現した!>そのポイントは、“平仄(ひょうく)”にありとドラッカーを喝破します。

《経営環境と使命と中核能力は、平仄が合っていなければならない。》
※平仄(ひょうそく)・・・・つじつま

<マークス・アンド・スペンサーは、第一次世界大戦が新たな経営環境を生み出したことを認識した。
ランジェリー、ブラウス、ストッキングなどおしゃれで品質のよい製品の購買層が生まれていた。
1920年代の半ば、安物の雑貨店をチェーン店にまで成長させた四人の義兄弟たちは、すでに財をなしていた。
しかし、彼らは、自分たちの事業の使命を考え直すことにした。
自分たちは社会革命の担い手であるとした。
そこで、雑貨チェーンから中産階級向けのスーパーへと変身した。
そのための製品を開発し、メーカーを育成した。
こうして経営環境と使命の変化が、新たな中核的能力をもたらした。>

かくして、マークス・アンド・スペンサーは、経営環境と使命と中核能力の“つじつま”を合わせ、小売り業界に名を残しなのでした。

この項は、『マネジメントー課題、責任、実践』〜1973年〜、『未来への決断』〜1995年〜からの引用です。

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