The Daily Drucker  ドラッカー365の金言(徳忍の学習帳)

<7月5日〔事業の定義の陳腐化〕> 〜11月3日〜

不断の事業革新の教えです。内容の理解は容易ですが、実践は簡単ではありません。

《進行性の病は先延ばしにしても治らない。思い切った措置が必要である。》

<事業の定義の変革に成功したCEOは多い。
それまで高収益の高価な医薬品に集中して成功していたメルク社のCEOは、大衆薬の流通会社を買収することによって、事業の定義の変革に成功した。
そのCEOは、前の定義でうまくいっているときに、その変革を行った。

われわれは、奇跡を起こす人に頼って陳腐化した事業の見直しを行うことは出来ない。
実際に奇跡を起こした人たち自身が、カリスマ性や未来予測の類いを強く否定している。
彼らは診断と分析から始める。

彼らは、目標の達成と急速な成長には、事業の定義の見直しが不可欠なことを知っている。
予期せぬ失敗を部下の能力や事故のせいにせず、システムの欠陥の兆候とみる。
予期せぬ成功を自分の手柄にせず、自らの前提に変化が生じているとみる。
彼らは、事業の定義の陳腐化は、進行性の病しかも生命にかかわる病とみる。

彼らは、外科医の昔からの原理すなわち決断の原理を知っている。
それは、進行性の病は先延ばしにしても治らない。思い切った処置が必要であるという原理である。

この項は、『未来への決断』〜1995年〜からの引用です。

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