The Daily Drucker  ドラッカー365の金言(徳忍の学習帳)

<7月16日<ニーズの存在〕> 〜11月16日〜

「ニーズ」は、「予期せぬこと」とか「ギャップ」とは違って、常日頃その存在は意識されません。現実に示されると認識します。
よく言われるように、“面倒くさがり屋”は「ニーズ」を感じるのです。
しかし、よくしたもので“面倒くさがり屋”は、考えて何かを発明することを“面倒くさがって”取り組まないでしょう。

《必要は発明の母という。》

<予期せぬことやキャップが、イノベーションの種の存在を教えるのに対し、ニーズは、イノベーションの種として存在していないものを教える。
たとえば、プロセス上のニーズである。
誰もがその存在を知っているが、誰も手をつけない。
だが、ひとたびイノベーションがなされるや、直ちに、当然のことと受け入れられ、普及していく。

プロセス上のニーズがイノベーションの機会となるためには、五つの条件を満たされていなければならない。

【一】 に、プロセス全体が完結したものであること、
【二】 に、欠落した部分が一つだけあること
【三】 に、目的とすべきことが明確であること
【四】 に、問題解決に必要なものが明確であること
【五】 に、よい方法があるはずであるとの認識が浸透していること

である。
ガーデニング用品最大手のO・M・スコットがそのよい例だった。
同社は芝生用の肥料と殺虫剤の散布用スプレッダーによって、今日の地位を手に入れた。
この製品が世に出るまでは、肥料と殺虫剤を均等に撒くこと出来なかった。
今日では、スプレッダーは当たり前のガーデン用品となっている。>

【一】〜【五】は、成功事例のポイントを集めたもののようです。<誰もがその存在を知っているが、誰も手をつけない。>の記述は翻訳の不適を感じます。
<誰もがその存在を知っている>は、間違いで、<誰もが不便を感じているが>でしょう。

この項は、『イノベーションと起業家精神』〜1985年〜からの引用です。

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