The Daily Drucker ドラッカー365の金言(徳忍の学習帳)

<7月18日〔人口の変化〕2014年11月18日

まず、日本の人口の変化の現実からお話ししましょう。
日本の人口は、2007年をピークに減少に転じています。実に明治以来日本が百数十年ぶりに初めて経験する現象です。
その背景には、少子化、高齢化があります。
この現実を踏まえて、30年前のドラッカーの提言に真摯に耳を傾けましょう。間違いなく、イノベーション(革新)の機会です。

《人口の変化は、信頼性の高いイノベーション(革新)の機会である。》

<産業の外部的変化のうち、人口数、年齢構成、進学率、雇用、所得など人口にかかわる変化ほど明らかなものはない。
見誤りようがない。もたらすものの予測も容易である。
人口の変化そのものは予測が不可能かもしれない。しかし、その変化が、現実に影響をもたらすにはリードタイムがある。
予測可能なリードタイムがある。

最も重要なものが年齢構成である。
とくに最大の年齢集団の変化、すなわち人口の重心の移動である。
1960年代のアメリカでは、10代が最大の年齢集団となった。そのために時代の空気そのものが変わった。
もちろん、10代は常に10代として行動する。
したがって、10代が人口の重心ではなくなった時代には、10代の行動は、もはや社会の空気や価値観とは関係ない単なる10代の行動として受け止められる。

統計は出発点に過ぎない。
現場に行き、見、聞く者にとってのみ、人口の変化は信頼性の高いイノベーション(革新)の機会となる。>

現役コンサルタントの実感(経験)と申し述べさせて頂きます。
〔革新は、革新者が試みるものです。平均的(大多数の)既存企業は、革新を決して試みません。革新とは、8割方の価値観、行動様式が変わる(替わる)です。
したがって、新規参入企業ないし中核的能力として革新気質を持った少数の既存企業が革新的政策を打つわけです。〕

この項は、『イノベーションと起業家精神』〜1985年〜からの引用です。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加