The Daily Drucker  ドラッカー365の金言(徳忍の学習帳)

<7月24日〔利益幅信奉者の危険〕> 〜11月27日〜
利益幅信奉者は存在します。彼らは、独自の方法論を持っています。つぎつぎと、新製品に新たな機能が増やしユーザーを戸惑わせます。そのうえ、その都度製品の利益幅を上がります。

《利益幅信奉者は、競争相手に傘をさしかけることになる。》

利益と利益幅とは異なる。
利益幅に売上高を乗じて利益となる。
利益は最適の売上げをもたらす利益幅によって最適となる。

利益幅信奉は、なぜ害をもたらすか。
それは、競走相手に傘をさしかけるからである。競争相手のリスクを減じ、競争相手が市場を奪い取ることを助れるからである。

ゼロックスはコピー機を開発した。産業史上、コピーに程急速の成功した製品はなかった。
しかし、ゼロックスは、最大の利益幅をもたらすように価格を設定した。
利益幅を大きくするための機能を追加していった。
それらの機能は価格を押し上げた、機会の複雑になった。

だが、それらの追加機能を必要としない消費者が大勢いた。
そこにキャノンがゼロックスの初期の機種に近いものを持ち込み、市場を奪った。
シンプルで、安く、維持の容易だった。
一年もしないうちに、アメリカ市場を手にいれた。

この項は、〔未来への決断〕1995年からです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加