【昨日・本日の読書の振り返り】<1>宇沢弘文〔経済学は、人びとを幸福にできるか〕

【昨日・本日の読書の振り返り】<1>宇沢弘文〔経済学は、人びとを幸福にできるか〕

 第16章〔「社会的共通資本」としての環境〕

 豊かな社会とは、
 すべての人びとがその先天的、後天的資質と能力とは十分に生かし、
 それぞれのもっている夢とアスピレーションが最大限に実現出来るような仕事にたずさわり、
 その私的、社会的貢献に相応しい所得を得て、幸福で、安定的な家庭を営み、出来るだけ多様な社会的接触を持ち、
 文化水準の高い一生をおくることができるような社会である。

 このような社会は、つぎのような基本的諸条件をみたしていなければならない。

 ⑴ 美しい、豊かな自然環境が安定的に、持続的に維持されている。

 ⑵ 快適で、清潔な生活を営むことができるような住居と生活的、文化的環境が用意されている

 ⑶ すべての子どもたちが、それぞれがもっている多様な資質と能力をできるだけ伸ばし、発展させ、調和のとれた社会的人間として成長し得る学校教育制度が容易さている。 

 ⑷ 疾病、障害にさいして、そのときどきにおける最高水準の医療サービスをうけることができる。

 ⑸ さまざまな希少資源が、以上の目的を達成するためにももっとも効率的に、かつ公平に配分されるような経済的、社会的制度が整備されている。

 <2>〔沈みゆく大国アメリカ〕堤未化果著

◎がん治療薬は自己負担、安楽死薬なら保険適用

米国オレゴン州での話しである。

:ガンの再発先刻をうけた64歳のもとバスの運転手
:タバコをやめ、科学療法や放射線療法でよって、症状が落ち着いていた矢先
:まだまだやりたいことは山ほどあるのに
:「でも、大丈夫ですよ。放射線治療の良い新薬がでていますから・・・」と医師
:低所得者層のための医療保険制度をもつオレゴン州に住む幸せ
:OHP(オレゴン・ヘルス・プラン)の採択待ち
:OHPより1通の手紙<<がん治療薬の支払い申請は却下されました。服用するなら自費でどうぞ。
 代わりにオレゴン州で合法化させている安楽死薬なら、州の保険適用が可能です。>>
:低所得者患者は、月4000ドルのガン治療薬負担は不可能、だが1回50ドルの安楽死薬なら個人負担ゼロにすむ
:オレゴン州の薬剤師の多くは、カウンター越しに薬をわたしながら、親切に稿説明してくれるという。「いいですか、服用する際はアルコールか、
 軽いスナックを食べてからにして下さい。そうすれば胃が荒れずに、薬がスムースに吸収されますからね。」

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