The Daily Drucker ドラッカー365の金言(徳忍の学習帳)

<8月5日〔体系的廃棄〕> 〜2014年12月23日〜

この“切り口”は、ドラッカー的であり、理屈として理解するものの殆ど人が実践しません(出来ません)。
一般論として、こんなこと(「廃棄」を戦略といて打ち出すこと)を企業組織の中で許されるのは(やるかどうかを別にして)セブンイレブンの鈴木さんか、ユニクロの柳井さんではないでしょうか。商品の“廃棄”は、負の選択だからです。

「体系的廃棄」は、戦略の“部分”であり、深慮遠望を戦略システムに落とし込んだ結果として、「体系的廃棄」という側面があると言うべきです。
勿論、デュポンは「体系的廃棄」などとは言ってはいないでしょう。
多分、セブンイレブンの鈴木さんや、ユニクロの柳井さんは、体系的(システマチックに)ではなく、天才的な感と“力ワザ”で効果的廃棄をしてみせるのでしょう。
ドラッカーは、希有は「体系的廃棄」を成功したデュポンを高く評価するわけです。

《他者による陳腐化を防ぐ唯一の方法は、自ら陳腐化させることである。》

<昔からこのことを理解し受け入れてきた企業がデュポンだった。
同社は1938年にナイロンを世の出したとき、直ちに、これと競合出来る新しい合成繊維の研究にとりかかった。
同時に、価格を下げ、同社の特許を迂回することの魅力を小さくした。

これこそ、なぜデュポンが今なお世界一の合成繊維メーカーの地位を占めているか、
また、なぜナイロンが依然として売れつづけ、かつ利益をあげているかの理由である。>

この項は、〔未来企業〕1992年からです。

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