The Daily Drucker  ドラッカー365の金言(徳忍の学習帳)

<8月7日〔技術のための科学〕> 〜2014年12月25日〜

「科学技術」という言葉は現在一般的です。
この言葉は、科学を実務的に使う場合に用いる言葉です。
現在のこの状況は、まさにシュタインメッツの努力の成果でありましょう。

《企業研究所そのものがイノベーションだった。》

<企業研究所の歴史は1905年に遡る。
生みの親は、研究開発マネジメントの草分けであるドイツ系アメリカ人物理学者、GEのチャールズ・プロテュース・シュタインメッツだった。

シュタインメッツには二つの目的があった。
技術的な発明のために科学を動員することであり、社会的存在としての大企業にイノベーションによる自己革新のメカニズムを植え付けることだった。

シュタインメッツは科学と技術の関係を見直した。
所定の技術成果を実現するうえで必要な基礎科学を明らかにし、必要な新しい知識を手に入れるための研究を組織した。
シュタインメッツ自身の研究も、小型モーターなど具体的な製品の開発と設計のためのものだった。

従来の考え、しかも今なお広く支持されている考えによれば、技術は応用科学の一つだった。
しかし、シュタインメッツの研究所では、最も純粋な基礎研究を含め、科学が技術志向だった。
すなわち、科学は技術上の目的のための手段だった。>

この項は、〔すでに起った未来〕1992年からです。

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