The Daily Drucker  ドラッカー365の金言(徳忍の学習帳)

<8月12日〔ベンチャーの運転資金〕> 〜2014年12月30日〜

この内容は、極めて実践実務的です。
ベンチャーでなくとをキャッシュフロー不足で冷やっとしたという体験は多くの中小企業の経営者はあるものです。
以下の“警句”は肝に銘ずるべきです。

《債務は2ヶ月早く決済しなければならず、債券は2ヶ月早く決済される。》

<起業家が金に無頓着ということはあまりない。
多くの場合、貪欲である。そのために利益を重視する。
しかし、それはベンチャーとしては間違った態度である。
利益は結果としてもたらされるのであって、最初から考えるべきものではない。

利益よりキャッシュのほうが先に問題となる。
キャッシュがなければ、利益の数字も挙行に終わる。
目の前の利益など一年から一年半で消える。
成長には栄養が必要である。
成長するということは、キャッシュの余剰ではなく、キャッシュの不足を意味する。
ベンチャーの成長が健全であって早い程、より多くの財務上の栄養を必要とする。

ベンチャーはキャッシュフロー分析、キャッシュフロー予測、キャッシュフロー管理を必要とする。
ここ数年、ベンチャーの経営状態がよくなっているのは、起業家精神には財務上のマネジメントが不可欠なことが、ようやく理解されはじめたからである。

財務のマネジメントは、キャッシュフロー予測によって容易に行うことができる。
ここで云う予測とは、希望的観測ではなく最悪のケースを想定した予測である。
たとえ慎重過ぎたとしても、キャッシュが一時的に余るだけのことである。>
この項は、〔イノベーションと起業家精神〕1985年からです。

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