The Daily Drucker  ドラッカー365の金言(徳忍の学習帳)

<8月22日〔(6)専門技術戦略〕> 〜2015年1月9−10日〜

《 専門技術さえあれば、競争を恐れることはない。 》

<ニッチ戦略の一つに、専門技術戦略がある。
大手自動車メーカーの名前を知らない人はいない。ところが、電気系統システムを供給する部品メーカーの名前を知っている人はほとんどいない。
それら有名でない部品メーカーが専門技術のニッチを占拠している。
彼らは、自動車産業において、いち早く専門技術を開発することによって、早い時期に市場を獲得した。

そのよい例が20世紀最高の発明家チャールス・ケタリングだった。
彼は常にニッチ確保を目指した。手始めはクランクがいらないセルフスターターだった。
自動車産業勃興期の15年間、あらゆる自動車メーカーがケタリングの製品を買わざるを得なかった。
価格は自動車の1%か2%に過ぎなかったが、ケタリングの利益率は50%におよんだ。>

これだけの内容です。多分、ドラッカーだったら2〜3時間または2〜3日の講演、セミナーをする題材が含まれてします。
さて、あなたはこれだけの記述からどれだけの“学び”を得ましたか。本の[アクション・ポイント]に沿った思考もあるでしょう。
自分の所属する業界、担当分野に置き換えて考えでことは基本中の基本です。
《専門技術さえあれば、競争を恐れることはない。》 あなたの業界、分野での“専門技術”とは何ですか。[専門]は、専門家や取り組んでの長さに付いてきます。
だから、ニッチ分野なのです。誰も注目しない“小さな、もの、工程”にあえて注目します。そこには、顕在化した(あるいは、潜在的な)問題があります。
我々の得意分野を活かせば、解決策を開発出来るかもしれない。ここからニッチな専門技術を探りあてられるかもしれません。
想像、構想をたくましくしましょう。

この項は、〔イノベーションと起業家精神〕1985年からです。

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