The Daily Drucker  ドラッカー365の金言(徳忍の学習帳)

<8月24日〔(8)ニッチ戦略の限界〕> 〜2015年1月12日〜

《 ニッチ戦略の弱点は、永続生の欠如である。 》

<あらゆるニッチ戦略に共通する弱点が永続生の欠如である。
第一が、技術上の変化に足をすくわれることである。
白内障手術用酵素の市場は、チェコで開発された新しい手術方法のためなくなってしまった。
第二が、専門市場が大衆市場に変わることである。
第二次大戦前は、アメリカ人にとってヨーロッパ旅行は珍しいことだった。
ところが、わずか2日間の航空旅客数が年間の船舶旅客数を上回るようになり、しかもクレジットカードが普及した。
自動車市場が大衆市場に変わったときには、部品市場もコスト競争の渦中に入り、もはやニッチ市場とはいえなくなった。

市場は急速に変化します。ニッチ市場は、最初は市場性も存在しなかった商品、技術がその有効性(有用性)が認められニッチ市場として顕在化します。
専門性、希少性(ニーズが少ない)がある間はビジネス・チャンスが続きますが、“コモディティ化”途端に美味しい話は終わりです。
起業家にとって“ニッチ商品(市場)”は、きっかけでしかありません。ニッチ商品(市場)が、ニッチではなくなったとき、自社がどのように変容を遂げているかです。
自社の変容が、市場の変容であることは目指す方向です。
この項は、〔イノベーションと起業家精神〕1985年からです。

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