The Daily Drucker  ドラッカー365の金言(徳忍の学習帳)

《 9月25日〔成果のためのデータ〕 》〜3月15日〜

〔今日の組織が最も必要としているものが、外部に向けた感覚器官である。〕

【解説】

あらゆる組織が「社会」、「経済」、「人間」に貢献するために存在します。
当然、成果は組織の外部にあります。
「社会」、「経済」、「顧客」に対する成果として表れます。

企業の利益をもたらすのは、「顧客」です。
組織の内部にあるのは、コスト・センターに過ぎません。
だが、外部の世界に関しては、信頼に足るどころか、適切と言える情報すらないのです。
組織の内部データの分析はなされても、起業家的活動に関してはそれに比肩するほどのものがありません。
努力の記録としての効率データのような定量的な把握は容易です。しかし、売れない商品の設計をしている部門がいかに効率的であっても価値はありません。

1950年代から60年代のIBMは、起業家的発想を重視し、効率を問題のはしませんでした。
成果が表れる外部の世界は近づきにくいものです。
したがって、今日の組織が必要としているのは、外部に向けた感覚器官なのです。
求めるデータとは、この外部の世界についてのものであります。

この項は、『マネジメントー課題、責任、実践』〜1973年〜からの引用です。

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