The Daily Drucker  ドラッカー365の金言(徳忍の学習帳)

《 9月27日〔組織の価値観と人事〕 》〜3月18日〜
〔いかに賞され罰せられるかによって、人は左右される。〕

【解説】

人間組織においては、データによる管理には基本的かつ根源的な制約があります。

〔組織とは、それぞれが独自の「理念」、「目的」、「欲求」、「ニーズ」をもつ人の集合体〕です。

いかなる組織であれ、メンバーの「欲求」と「ニーズ」を満たさなければなりません。
この「欲求」と「ニーズ」を満たすものが、“賞罰”であり、各種の“奨励策”、“抑止策”なのです。

給与のように定量的な要因もあります。しかし、個の欲求に応えるためのシステムそのもの定量的ではありません。定量化は不可能です。
だが、どこにこそ組織の本当のマネジメントがあるのです!

人は、いかに賞され罰せされるかによって左右されるものなのです。
彼らにとって、賞罰こそ組織の「目的」、「価値観」、「位置づけ」、「役割」を印象的に教えます。
人事に表れるこの組織としての価値観に合わないものは、すべて無効です。それどころか、摩擦のもととなり、組織としての機能不全をもたらします。

組織のマネジメントは、事実上の管理手段である人事抜きでは考えられません。
いかにコンピュータによる道具立てを講じようとも、定性的な管理手段としての「賞罰」、「価値」、「タブー」に比すれば第二の地位に甘んじなければなりません。

この項は、『マネジメントー課題、責任、実践』〜1973年〜からの引用です。

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