The Daily Drucker  ドラッカー365の金言(徳忍の学習帳)

《 10月1日〔完全の追求〕 》〜3月25日〜

〔神が見ている。〕
紀元前440年ごろ、ギリシャの彫刻家フェイデイアスは、パンテオンの彫刻群を彫った。
しかし、アテネの会計官は、フェイデイアスの請求書に対し全額の支払いを拒んだ。
「一番高い丘のパンテオンの庇(おおい)があって、前面しか見えない。見えない部分まで払うわけにはいかない。」といった。
これに対し、フェイデイアスは「そうではない。神々が見ている」といった。

私は、「最高の著作はどれですか」と聞かれると、「次の作品」と答えざるを得ない。
はぐらかしているわけではない。
80歳のヴェルディが完全を追求してオペラの難曲を書いたときと同じ心境である。
すでにヴェルディが『ファルスタッフ』を書いた歳を越えた。
ちょうど今二冊の本を書き始めたところである。
いずれも、これまでのどの本よりも優れたもの、重要なもの、完全に近いものにしたいと思っている。

【解説】

フェイデイアスの「神が見ている・・・」と逸話は、他にもいくつも見かけます。
事例上手のドラッカー創作(?)は多いでしょう。偉人、伝説的人物は“創り放題”です。
司馬遼太郎作の“龍馬のせりふ、動作”は、教訓的でもあります。(脱線デス)

この項は、ドラッカーと中内功との往復書簡『挑戦の時/創生の時』〜1995年出版〜 からのものだそうです。
中内功氏(ダイエー創業者)は、読書家、勉強家であったと聞きます。
さて、超高齢化時代を迎えている今日、われわれが教訓とすべき内容ではありませんか。
80歳代半ばまで元気な時代です。そこで生き抜く覚悟が必要です。

この項は、ドラッカーと中内功との往復書簡『挑戦の時/創生の時』〜1995年出版〜 からのものです。

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