The Daily Drucker ドラッカー365の金言(徳忍の学習帳)

《 10月6日〔意図しての不一致〕 》〜4月3日〜

〔意思決定においては、意見の対立がなければならない。〕

マネジメント上の意思決定は、全会一致によって行えるようなものではない。
対立する見解が衝突し、異なる視点が対話し、いくつかの判断からの選択があって、はじめて行なうことが出来る。
意思決定の原則とは、対立がないときには決定を行なわないことである。

GMのスローンは、「では全員の意見が一致していると考えてよいか」と聞き、異論が出ないときのは、「では、意見の対立を生み出し、問題の意味について理解を深めるための時間が必要と思われるので、次回また検討することとしたい」と言った。

意見の対立を促すのには三つの理由がある。
第一に、組織の囚人になることを防ぐことである。必ず誰かが何かを求めている。
第二に、代案を手にすることである。いかに熟慮しようとも、代案なしでは決定は賭けに終わる。
第三に、創造力を引き出すことである。   

【解説】

“全会一致”の危険性を説いています。
現実には、“全会一致”で問題ない案件は多いのですが、数少ない「重要案件」が惰性的““全会一致”で処理されることが問題なの。
“全会一致”が、当たり前(誰々は提案した案件には対案ださず)といった意思決定会議は、組織的に問題ありです。
どの企業にもGMのスローン(のような見識の持ち主)がいるわけではありません。
〔意思決定プロセスのルール化〕をお奨めします。

この項は、『マネジメントー課題、責任、実践』〜1973年〜 からのものです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加