The Daily Drucker  ドラッカー365の金言(徳忍の学習帳)

《 10月7日〔意思決定のステップ〕 》〜2015年4月7日〜

〔1つでも必要なステップを省くと、意思決定はできの悪い壁のように崩れる。〕

意思決定にはプロセスがあり、ステップがある。
資源を明日に投づることにはリスクがともなう。
しかし忠実にプロセスを守り、必要なステップを踏むならば、意思決定のリスクは小さくなり、成功の確立は高まる。

意思決定には、六つのステップがある。

〔第一に〕意思決定を行なうべきときを知る。

〔第二に〕本当の問題についてのみ行なう。

〔第三に〕問題を正しく定義する。

〔第四に〕何が正しいかを考え、何を受入れやすいかを考えない。

〔第五に〕やがて妥協が必要になることを覚悟しておく。

〔第六に〕実行の手配がすむまでは決定したことにならないことを知っておく。   

【解説】

ここでドラッカーが言う「意思決定」とは、経営政策に関する課題に関するものです。
したがって、トップ・マネジメント(または、それに準ずるマネジメント層)へのアドバイスです。
簡単明瞭に書かれていますが、結構難度が高いのです。
2点だけ解説します。

<〔第三に〕問題を正しく定義する>
 ここでは(経営政策に関する問題とは)、現象面の目撃される「問題」は、解決すべき(本当の問題)ではありません。
背景にある諸問題のどれかが、「本当の問題」でありそれを除去することが「課題」となります。

<〔第五に〕やがて妥協が必要になることを覚悟しておく。>
これは、ドラッカーらしくない“内容であり、表現”です。(あまり、新設ではないという意味です)
「本質的問題意識」の共有化しか“妥協”の道が残されていません。
ケースとしては、《沖縄の基地問題》をお考えください。〔究極の妥協〕を仕上げて見せるのは(江戸城開城じの「勝と西郷」)、誰と誰でしょう!

この項は、『経営者の条件』〜1966年〜 からのものです。

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