The Daily Drucker  ドラッカー365の金言(徳忍の学習帳)

《 10月28日〔政治的存在としての組織〕 》 〜2015年5月4日〜
〔顧客以外のステイクホルダーに対しては、政治的に対応しなければならない。〕

企業における財サービス、病院における治療、大学における教育研究など、組織というものは、自らの主たる使命に関しては最適化を求めなければならない。
何が受け入れられるかではなく、何が正しいかを考えなければならない。
しかし、顧客以外のステイクホルダー(利害当事者)に関しては、拒否権を行使されないよう政治的に対応し、満足化を求めなければならい。

しかし、組織のマネジメントは政治家ではない。
満足化だけをはかっているわけにはいかない。
もちろん、自らの主たる使命について最適化を求めさえすればよいというわけでもない。
両者のバランスをはからなければならない。

組織のマネジメントに携わる者は、拒否権を持つステイクホルダーが誰であり、その最小限の期待とニーズが何であるかを知らなければならない。

【解説】

企業は、顧客のニーズに応える(最適化をはかる)ことが使命です。そのスタンスは、何が受入れられるがではなく、何が正しいのかです。
しかし、顧客以外のステークホルダー(お取引先、競合他社、その他)とは、政治的は対応が求められます。ドラッカーは“政治的”という意味をどのように解釈しているかは興味深いです。政治的とは〔理論の上だけではなく、実状に即して物事を処理する。〕また〔策をめぐらし、巧みに駆け引きする。〕どちらでしょう。

(2015年5月4日11:30徳忍記)

この項は、『乱気流時代の経営』〜1980年〜 からのものです。

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