The Daily Drucker  ドラッカー365の金言(徳忍の学習帳)

《 11月27日〔 スタッフ部門の貢献 〕 》〜2015年6月8日〜
〔 スタッフ部門の仕事の目的はただ1つ、現業に貢献し、組織全体の業績に貢献することである。 〕

 スタッフ部門の仕事は長期的課題に集中しなければならない。
短期的課題、例えば組織改革などは臨時の仕事として処理すべきである。
 スタッフ部門の仕事は具体的な課題でなければならない。スタッフ部門の肥大化はスタッフ部門自身の効率を損なう。
そのうえ、成果を生み出す人たち、つまり現業部門の効率を損なう。スタッフの仕事を厳しく抑えないかぎり、現業の人たちの最も希少な資源である時間が奪われていく。

 スタッフの効率化をはかるには、三年以内に欠勤を二分の一に減らすとか、二年以内に市場の細分化を把握し、製品ラインの数を三分の一に減らすというように、具体的な目標と期限を定めなければならない。そのような具体的な目標だけが、スタッフ部門の生産清話上げる。

 従業員の行動について手がかりをつかむとか、顧客の購買動機を研究するなどの漠とした目標にはスタッフの生産性は上げられない。
三年に一度、スタッフ部門のそれぞれの長と会い、この三年間に、わが社の実質的な変化をもたらすいかなる貢献をしたかを聞かなければならない。

【解説】

 スタッフ部門の肥大化は問題です。現業部門の生産性を上げるために、現業部門の人手をスタッフ部門に回し、見せかけの現業部門の生産性を上げるという手を使うケースが見られます。ドラッカーも指摘する通り、スタッフ部門の肥大化は現業部門に対して余分な仕事を要求して現業部門の生産性を損なっています。自社の現状を見直してみる必要がありそうです。

(2015年6月8日10:00徳忍記)

この内容な〔マネジメント・フロンティア〕1986年出版からのものである。

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