The Daily Drucker  ドラッカー365の金言(徳忍の学習帳)

《 11月28日〔 スタッフの原則 〕 》〜2015年6月9日〜
〔 現業の実績がなければ、信頼は得られず理論家として片付けられる。 〕

 スタッフに関しても、スタッフ部門の仕事についてと同様に原則がある。
いくつかの現業での仕事、できれば二つ以上の部門で 実績をあげたものでなければスタッフに任命してはならない。
現場の経験がなければ、現場に対して傲慢になる。
計画する者にとっては、現場は常に単純きわまりない仕事に見える。

 ところが最近の組織では、ビジネススクールやロースクールを出たばかりの若者をアナスリトやプランナーとして、かなり上級のポストにつけている。
その結果、彼ら自身の傲慢さと現業からの拒絶反応のために、ほぼ確実に非生産的な存在となっている。

 スタッフの仕事を一生の仕事としてはならない。
一事の仕事としなければならない。スタッフの仕事に5年から7年携わった後に現業に戻す。
再びスタッフの仕事につかせるときは、現業の仕事を5年以上こなした後とする。
そうしない限り、やがて人形遣い、用人、黒幕となる。

【解説】

 ドラッカーは、スタッフ・ワークをキャリア・パスのしてみており、必要以上のスタッフ在籍は本人にとっても現業にとっての、もちろん会社にとってもマイナスであるとします。人事の固定化は、いかなる場合でもマイナスが大きいようです。 

(2015年6月9日9:30徳忍記)

この内容な〔マネジメント・フロンティア〕1986年出版からのものである。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加