The Daily Drucker  ドラッカー365の金言(徳忍の学習帳

《 11月29日〔 PR部門の役割 〕 》〜2015年6月10日〜
〔 PRという言葉自体が広告、宣伝、マスコミ対策など、好ましからざる意味を持つにいたった。 〕

 通常PR(パブリック・リレーションズ)とは、商品宣伝の延長としての生産者宣伝と理解されている。
しかしこれからのPRでは、企業の美点や貢献を説くよりも、直面する問題について社会の理解を得ることに重点をおかなければならない。
もちろん、自らの問題を理解してもらうには、まず自らが社会の問題を理解しなければならない。

 企業は従業員、消費者、市民としての社会にインパクトを与える。
社会のほうも企業に対して、意識してあるいは無意識に何らかの反応を示す。
企業の成果は、この社会からの反応によって影響を受ける。

 企業は社会に生きる存在である。
企業の成果は、事業上の問題への理解ばかりではなく、社会の反応への理解の程度によって大きく左右される。

 かくしてPR部門の仕事は、マネジメントに対し、社会の反応とその原因を教えることでなければならない。
 
【解説】

さて、あなたが所属する企業組織のドラッカーの言う真の(本来の意味での)PR部門あるいはPR担当はどの部門あるいは誰ですか。
多分、中小企業ではトップマネジメントを含めた幹部、スタッフ全員がPR担当者意識を持つべしという結論であろうと思います。
PRという言葉(概念)が本来の意味を失ったということは、また、その問題指摘がなされないということは、それほどに実業界に社会(従業員、消費者、市民)への関心の重要性認識が欠落していることを示しているのです。
「資本主義社会が、PR=(イコール)広告、宣伝、マスコミ対策など、好ましからざる意味を持たす 社会なのだ!」という反省までドラッカーに期待するのは“酷”でしょうか。この著述が1940年代ですから・・・。

 (2015年6月10日9:30徳忍記)

この内容な〔企業とは何か〕1946年出版からのものである。

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