The Daily Drucker  ドラッカー365の金言(徳忍の学習帳)

《 11月30日〔 ミドルの肥大化 〕 》 〜2015年6月11日〜

〔 ミドルの減量を開始せよ。 〕

 今こそミドルの減量を開始せよ。
一つの方法は不補充である。退職、死去、定年によってポストが空いても自動的に埋めてはならない。
六ヶ月から八ヶ月空いたままにしておき、静観する。強い要請がなければ、そのままポストを廃止する。
これを実行したいくつかの企業によれば、空席の半分が六ヶ月後には廃止されたという。

 肥大化したミドルをスリムにするもう一つの方法は、昇進させる代わりに、仕事の内容を充実させることである。
若いミドルに対し、あるいはその下で働く若い人たちに対し、優れた業績に報い、かつ自己実現させる一つの方法が、仕事を大きくし、挑戦的にし、厳しくし、裁量を持たせることである。
さらには、異なる仕事への横の移動をはかることである。

 四十年前、人事考課表に、昇進にふさわしいかとのチェック項目が入れられた。今われわれはこれを、より挑戦的な仕事にふさわしいか、新しい責任を加えるにふさわしいかと書き換えなければならない。
 
【解説】

 ミドルは近未来の人材の宝庫です。
そういう特性のミドルの肥大化とは、新たな人材活用、組織活性化のチャンス到来を意味します。
多分、実務的にはミドルの上の層の活性化人事が必要になるでしょう。
この〔ミドルの減量を開始せよ。〕の命題は、ミドル以外の“動かし(揺さぶり)”にあるかもしれません。

 (2015年6月11日10:00徳忍記)

この内容な〔マネジメント・フロンティア〕1986年出版からのものである。

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