《名講義レジメ・プラス!》〔長寿社会のまちづくり〕

村上忍が受講し、レジメ他資料をまとめました

講義(事例報告)名 〔長寿社会のまちづくり〕
〜高齢者の活躍と地域包括ケアシステムの実現をめざす〜

《内容》

<1> 高齢化の現状と課題を知る
<2> 柏市豊四季台地域の長寿社会のまちづくり
<3> 地域包括ケアシステムを実現するプロジェクト
<4> 高齢者の生きがい就労に取り組むプロジェクト
<5> 柏プロジェクトの目

報告者 木村清一(東京大学高齢社会総合研究機構)

柏市・UR都市機構・東京大学が連携して取り組む“柏プロジェクト”

            <講演・報告内容>    (まとめ;村上忍)

<1> 高齢化の現状と課題を知る

1.世界の高齢化の現状

①.2000年(H12)スウエーデンを抜いて長寿世界一となる
②.2015年(H27)いまや日本は高齢化で世界のトップランナー
③.今後50年以上は世界一
④日本を急追する韓国、また中国

2.我が国の人口ピラミッドの変化

①.2005年(実績)総人口1億2777万人

 :高齢者比率20%(前期高齢者11%、後期高齢者9%)
 :ピラミッド[第一頂上]50歳台後半、[第二頂上]30歳台前半
 :[第二頂上]30歳台前半が子供を生まない(結婚しない)ので
  10歳台前半に山なし(14%)
 :100歳台2.5万人

②.2030年 総人口1億1522万人

:高齢者比率32%(前期高齢者12%、後期高齢者20%)
: ピラミッド[第一頂上]50歳台後半、[第二頂上]80歳台前
 :結婚適齢者が子供を生まない(結婚しない)ので10歳台(10%)
 :100歳台27万人

③.2055年 総人口8993万人

 :高齢者比率41%(前期高齢者14%、後期高齢者27%)
 :ピラミッド[第一頂上]80歳台前半で、なだらかに70歳台が続く
 :結婚適齢者が子供を生まない(結婚しない)ので10歳台(8%)
 :100歳台63万人

3.今後の高齢化は都市部中心に急増する(2005年と2025年比較からの結果)

①.東京、神奈川、埼玉、千葉の都市部で高齢化が最も進む(対策の取り組み待ったなし)
②.鳥取、福井、山梨、佐賀、徳島、島根、高知ほとんど変化なし

4.超高齢化社会にふさわしい“まちづくり”が求められています

①.後期高齢者が激増する
〜団塊の世代が75歳を越える2025年から30年までが勝負〜
②.都市部の高齢化が進む
〜従来の延長線上の対応では困難となる〜
③.市民の誰もが住み慣れた日常生活圏域で、新しい老いと暮らし方のシステムが必要とされている。

※そこで、柏市では「地域包括ケアシステムづくり」と「高齢者の生きがい就労の実現」に取り組み始めた。

〜〜6月22日追記〜〜

<2> 柏市豊四季台地域〜「長寿社会のまちづくり」〜

・2009(平成21年)年6月 三者で研究会の発足。
・2010(平成22)年5月 三者協定を結ぶ。WG設置。
・2011(平成23)年6月28日 構想策定・プレスリリース

《柏市豊四季台地域高齢者社会総合研究会》
  [柏市・UR都市機構・東京大学]

1.研究会の役割と機能=柏プロジェクト

    ①.[豊四季台地域高齢者社会総合研究会]の下に3つの委員会を設けた

     ⑴在宅医療委員会の下に(医療のワーキンググループと連携のワーキンググ
      ループ)
     ⑵人と人委員会の下に(生涯学習のワーキンググループと就労のワーキング
      グループ)
     ⑶住まい・移動委員会の下に(住まいのワーキンググループ)

※各ワーグンググループ(作業部会)では、市民との意見交換、勉強会を実施し、具体的な事業計画を立て、実行した。

    ②[豊四季台地域高齢者社会総合研究会]は互いにWIN-WINの関係にある
     〜柏市・東京大学・URとし機構の三者で、今後の超高齢化社会におけるまちづくりについて検討する研究会を平成21年6月に発足した。〜

     <三者の目指すところ>

     ⑴柏市
      :都市部で進む超高齢化の中でまちづくりのあり方の検証
      :自治体における高齢者が安心して元気で暮らすことができるまちづくり
       の具体化

     ⑵東京大学高齢者社会総合研究機構
      :人口の超高齢化に対応する社会、システム、技術の提案
      :超高齢化社会のトップランナーである日本における取り組みの検証と、
       世界への発信
     ⑶UR都市機構
      :今後の超高齢化を迎える団地のあり方およびまちづくりの検証

    ③柏プロジェクトのめざすべき姿と方針

     いつまでも自宅で安心した生活が送れるまち
     <プラン1>地域包括ケアシステムを実現する

      ⑴在宅医療を推進するシステムの構築
      ⑵訪問介護の充実(24時間訪問看護の体制整備)
      ⑶介護サービスの充実(24時間短時間・巡回型介護の体制整備)
      ⑷高齢者のケア付き住宅の整備

    いつまでも元気で活躍できるまち
    <プラン2>高齢者の生きがい就労を実現する

      ⑴休耕地農業、ミニ野菜工場、屋上農園
      ⑵保育・子育て支援の向上、子供の居場所確保
      ⑶生活支援サービス
      ⑷高齢者の福祉サービス
      ⑸コミュニティ食堂や配食の実施で地域を支えるサービス

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