The Daily Drucker  ドラッカー365の金言(徳忍の学習帳)

《 12月8日〔 EVAによる生産性の測定 〕 》 〜2015年6月21日〜

〔 資本コストを超える利益を生み出さないかぎり、富を創出したことにならない。 〕

 生産要素すべてについて、生産性を把握することがマネジメントに携わる者の責任である。
肉体労働の生産性は量によって把握出来る。
知識労働の生産性は量と質の両方を見なければならない。しかし、具体的な方法は十分わかっていない。

 ここにおいてEVA(経済的付加価値分析)が、あらゆる種類のコストについて、付加した経済価値を把握することによって生産性を測定する。
利益をあげているかのごとく税金を払っても関係ない。
資本コストを超える利益を生み出さないかぎり、富を創出したことにならない。資本コストを超えないかぎり赤字である。
EVAが最近広く使われるようになった理由はここにある。

 EVA自体は、ある製品ないしはあるサービスが、なぜ利益をもたらさなかったか、したがって何をしなければならないかは教えない。
しかしそれには、いかなる製品、サービス、活動、作業が際立って生産性が高く、際立って大きな価値をもたらしているかを教える。
 
【解説】
 成長資本主義においては、生産性は経営の基本概念です。知識労働における生産性評価での質の生産性の評価した無理があると考えます。
つまり、すべて数値化しなければ気が済まない経済学、数値化できない要素は無視する経済学で生まれた便法がEVAであるとみます。
価値ある行動、サービス、製品を生産性で(だけで)価値評価できない(してはいけない)時代に差し掛かってきているとの認識でこの項を学ぶことが必要です。 
(2015年6月21日11:30徳忍記)

この内容な〔明日を支配するもの〕1999年出版からのものである。

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