The Daily Drucker  ドラッカー365の金言(徳忍の学習帳)

<12月27日「経済を社会の調和」> 〜7月24日〜

《 現代の問題は、産業の現実を踏まえた機能する社会を
  手にしていないことである。》

 人は、生物的存在として呼吸するための空気を必要とするように、社会的政治的存在として機能するための社会を必要とする。
しかし社会を必要とするということは、必ずしも社会を手にすることを意味するわけではない。

 難破した船の中でパニックに陥った人々を社会とは呼ばない。
集団であっても社会ではない。
現にパニックは社会の崩壊によってもたらされる。
それを克服するには、価値、規律、正当な権力、社会的諸関係を備えた社会を回復させなければならない。

 社会的動物としての人間の生活は、社会なくしてはありえない。
ありうるはずがない。最近の西欧社会を見るならば、機能する社会なくして社会生活がありうるなどとは到底いえない。
 
【解説】

 企業社会は、60歳あるいは65歳で社員を定年と称して首を切ることを公に認められています。高齢化社会の下で前期高齢者(65歳〜74歳)全てを年金生活者に押し込めることが今後の社会でどれだけ問題なのか明白なのに手を打てません。
これが産業社会の現実なのです。しかし、人類が85歳まで元気を維持する時代が始まりつつある今日、変わります。変わらなくて良い筈がありません。(徳忍)

この原典は『産業人の未来』〜1942年〜です。

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