The Daily Drucker  ドラッカー365の金言(徳忍の学習帳)

<12月29日「同族企業のための4つの原則」> 〜7月26日〜

《 「同族企業」にとってのキーワードは、「同族」ではない。「企業」である。》

 第一に、同族企業は、一族以外の者と比べて同等の能力をもち、少なくとも同等以上に勤勉に働く者でないかぎり、一族の者を働かせはならない。
 第二に、同じように簡単なこととして、一族の者が何人いようと、また彼らがいかに有能であろうと、トップマネジメントのポストの一つには必ず一族以外の者を充てなければならない。
その好例が、専門的な能力が大きな意味をもつ財務や研究開発担当のトップである。
 第三に、同族企業は、重要な地位に一族以外の者を充てることをためなってはならない。生産、マーケティング、財務、研究開発、人事に必要な知識や経験は、あまりに膨大である。

 この三つの原則を忠実に守っても、問題は起る。
とくにトップの継承をめぐって起る。一族の事情が企業の事情に反する。
したがって第四に、継承の問題について適切な仲裁人を一族の外に見つけておかなければならない。
 
【解説】

 創業家の伯父さん、創業家の番頭格に人材が人材がいるとこのドラッカーの原則通り組織運営は進むようです。
同族企業を脱した名門企業と呼ばれる企業の方が難しい舵取りがありそうです。例えば、今回の東芝の一件です。何故、ここまで異常な経営が続いたのか、社長3代に渡っての粉飾経営です。どうして、この間に問題視されなかったのでしょうか。
成長を装うことを義務づけられたトップは、いつからかは解りませんが、(3代に渡って)狂気の世界にいます。これを日本経済界の根本的反省の機会を考えられないことの方が大きな問題なのです。

この原典は『未来への決断』〜1995年〜です。

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