ヴィゴツキーの[教育心理学講義]新読書社より

第6章 記憶と想像
9. 記憶の心理学的機能

記憶は、資本のように直接的な使用のために算出されるものではなく、その後の生産のために蓄積された一定量の富を意味する。
記憶は、現下の行動に先行的経験を使用し、参加させることを意味する。
記憶は、正確な意味では活動である。
記憶の活動と私たちのその他の活動諸形態とを結びつけることは、きわめて重要な教育原理である。
記憶は、連合を通して私たちの行動のほかの側面と関連づけなければならない。

[解説(村上)]
 この内容は重い(価値ある)指摘である。
従業員の記憶(知識、体験と蓄積)は、企業としての「富」の蓄積である。
企業は、日々の経営実務、運営実務において、価値ある体験を記憶(それを補完する記録)に確実に残るような仕掛け(仕組み)を持つことが大切てある。
企業内教育(Off.J.T. OJT)は、このような視点をもち、対応することが大切である。
2016/01/10(徳忍記)

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