〔レイバースケジューリング・システム〕事始め(2)

本編(プロローグ)

◎ 「1月の第3木曜日(全店店舗定休日)の前日は、18:30(定時)で仕
事を完了させること!」

1月の第3木曜日(全店店舗定休日)は、毎年○○店では恒例の全店(希望者)苗場山でのスキーです。夜行日帰りのバス(大型バス1台)が水曜日の18:50に出発するのです。
店舗の組合代議員とスキー事務局は、前月の店長主催の営業会議で店長以下営業幹部(店長、各部門課長)に協力を要請します。店長も各課長に営業に支障のない形での協力するように指示します。
店舗の組合代議員とスキー事務局は、火曜日中に各課の各部門を巡り、水曜日の人員体制と閉店時の段取りを確認します。
水曜日開店前に、店舗の組合代議員とスキー事務局は手分けして、各部門を巡り、閉店時の段取りを確認し、問題がありそうな部門に関しては課長に対処を求めます。夕刻、店舗の組合代議員とスキー事務局は、各部門のOKを確認します。業績もよく、日頃からモラールの高い店舗で、店舗定休日明けの営業準備態勢も万全です。

◎ 決められた時間通りに、仕事を終了させることが出来る条件

上のケースは、40年程前の大手量販店の小型GMS店舗での話しです。何でこのような古い話しを持ち出したのかと言いますと、どこの企業の店舗でも“その気になれば”定時で仕事を終らせることが出来ると言うこと示すためです。

もう一つ、注目してもらいたいことがあります。店長、各課長、スキー事務局も行動です。〔レイバースケジューリング・システム〕以前に、店長、各課長、スキー事務局の《スケジューリング・マインド》が、感じられます。

上のケースから[ 決められた時間通りに、仕事を終了させることが出来る条件 ]を知ることが出来ます。

①. 目的が明確に定められていること
②. 目的が全員に、共有化(前向けに受け入れている)されていること
③. 管理者、関係者の役割分担がなされており、実施されること
④. 無理がないこと(あっても、対応可能範囲であること)

◎ 〔レイバースケジューリング(・システム)〕に取り組む理由(目的)は、ムリなく、ムダなく、効果的に店舗運営(部門運営)をすることです!!

これまで述べてきたことは、マネジメント(経営管理)、実務管理のポイントです。仕事を時間通りに終らせることは必要条件です。
今、日本のチェーンストア企業の間では、仕事を時間通りに終らせることに手をこまねいています。競合対応(売上高アップを目的とした)としての対応を優先させ、結果的に店舗運営(部門運営)にムリをしいている傾向があります。
長期的に見れば、お客さまに支持される魅力的なお店を維持出来ません。

〔レイバースケジューリング(・システム)〕に取り組む理由(目的)は、ムリなく、ムダなく、効果的に店舗運営(部門運営)をすることです。
効果的な店舗運営(部門運営)は、お客さまに魅力ある売場を提供します。
効果的な店舗運営(部門運営)は、そこに働く皆さんに快適な仕事環境条件を提供します。

◎ 次回から学ぶこと

科学的ということから入ります。簡単なことです。
◇ 〔仕事量〕イコール〔人手〕・・・・部門、職務
◇ 〔作業量〕イコール〔人時〕・・・・個々人
この関係を実現するための実務的取り組みが、レイバースケジューリングです。
この関係を実現するための仕組みが、レイバースケジューリング・システムです。
◆ 〔仕事量〕≠ >人手〕
◆ 〔作業量〕≠ >〔人時〕
〔仕事量〕、〔作業量〕が多過ぎます。手抜きをするか、残業するか、どっちを選びますか? 手抜き(不真面目派)とサービス残業(滅私奉公派)どっちも選びたくない選択肢ですね。
◆ 〔仕事量〕≠ <〔人手〕
◆ 〔作業量〕≠ <〔人時〕
〔人手〕、〔人時〕がだぶついています。ゆっくり、ていねいにやりますか?
それとも、仕事を要求すますか? 仕事を創りますか?!
この状況(<)は、>より、深刻な問題を生みます。

次回は、この辺りから“科学(カガク)”します。

〜②おわり〜

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